めぐる、漂う、静かな時間。
2007 / 02 / 10 ( Sat )

風がめぐり
季節がめぐり
時がめぐり
新しかったものはいずれ朽ち
鮮やかだったものも色褪せる
けれど時間を経たものにしか許されない
揺るぎない存在感と
優しく強い孤高さと
決して真似できぬ色合いと
こくりとした空気
それは私をひどく安堵させ
まるでずっと昔から知っているような
懐かしさにも似た穏やかな気持ちにさせる
路地の奥の古びた喫茶店
骨董品の匂いの中
とろりと甘いはちみつミルクティーを
スプーンでゆっくりゆっくり飲みながら
ひととひとの関係も似たようなものかもしれないと
ボウルから立ちのぼる静かな湯気を
ぼんやり眺めながら
君と私もまた
そうであればいいとおもった
(photo:廃屋@串本)
空の下の子どもたち。
2007 / 02 / 06 ( Tue )

深夜の寒空の下で UFOを呼ぼうと
丘のてっぺんの一本樹のまわり
みんなで手をつないでぐるぐる回った
意味もなく回った回った
手がほどけてバラバラなって げらげら笑った
丘の下 細くて長いトンネルの真ん中
入口と出口がわからなくなるかなと
みんなでばらばらにぐるぐる回った
バカみたく回った回った
頭がくらくらして げらげら笑った
誰もいない夜の公園は 子どもの声が響く昼間とは違う顔
子どものころには知らなかった
だけどいつまでたっても私たちは子どもで
いつまでもこうして
ばかみたいなことして げらげら笑って
楽しいことばかりしていたい
いつかは終わるような
いつまでも続くような
きっといつまでもこうしてしまうような
鼻がスンとするようなきもちで
空を見上げて たたずんでしまう
ほわほわと甘く ゆらゆらと濃く
夜の闇は遊び疲れた子どもたちをくるんで
また明日ねと去っていく
(青空観覧車@横浜のどこか)
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