そらいろ、はなうた。

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にこにことゆらゆらと揺れていた
こんなにいい季節があるかしらと
青い空にこんなに似合う色はあるかしらと
いわんばかりに
歌うように うれしそうに
みんなで風に揺れていた

(photo:菜の花@タケジさんちの畑)
23:42 | 未分類 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑

えのぐのにおい。

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私は幼稚園に一歩入ると一言もしゃべらない子だった
なんでだかはわからない
そのせいで先生達の手を焼かせるし
お返事をしなさいと怒られるし
外では仲良しのユミちゃんも幼稚園ではいじめてくるし
けれど絶対に言葉を発しなかった
はみだしっ子のまま、別に楽しいこともなかったから辞めた
小学校に行ったらきっとしゃべろうとは決めていた
暇になった分お習字の教室とお絵描き教室に通った
お絵描き教室のいつき先生は茶色い髪に青い目をしていた
日本人なのになんでだったんだろう?
いつき先生の描く女の人もまた茶色い髪に青い目をしていた
時々上野の美術館で開催される展覧会で
先生の絵を探して見つけることが嬉しくて仕方なかった
おおらかで多くを語らず、先生もまた絵を描きながら
たまにポツリポツリとアドバイスをくれた
生徒が私だけの時はとても静かな時間が流れた
色々長続きしない私が、結局小学6年になるまでの8年間通った
えのぐのにおいをかぐといつもあのアトリエ部屋を思い出す
土曜の午後の特別な時間
あの部屋は北向きだったのだろうか
大きな窓があったのに何となく薄暗かった
窓から入るやわらかな陽射し
外に広がる青空や向かいの家の庭で泳いでいた鯉のぼり
今でもありありと思い出せる
音は、ない
けれどあの部屋に入る陽射しとにおいはくっきり覚えている
孤独でさびし切ないような後味
薄暗い、けれど静かで穏やかな時間の流れる部屋の
油絵の具のにおい

今になって思う
あのアトリエでの時間が今の私の根っこになっていることを

(photo:親子@井の頭公園)
13:30 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

ひろく、ゆるく、やわらかく。

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近すぎて 見えないもの
あたりまえすぎて わからないもの
かたまりすぎて 滞っているもの
こんがらがりすぎて どうにもできないもの

大きく深呼吸を する

離れてみてから 見えるもの
手放してから わかるもの
ゆるめてみて 流れ出すもの
ひとつをゆっくりたどって ほどけるもの

ありがとう が素直に言える瞬間

今いる輪っかの中から一歩外へ出てみること
あらゆる声に耳を傾けること
それを受け入れる柔らかい心でいること

世界が少しだけ広がる瞬間

(photo:水平線@潮岬)
00:30 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑