にんげんのせかい。
2008 / 07 / 23 ( Wed )

人間の世の中はいろいろと大変で
お金とか学歴とか
地位とか名誉とか
そんなことが絡み合って
変な事件がいっぱい起きてます
孤独感とか寂しさとか
怒りとか憎しみとか
そんな感情が爆発して
変な事件がいっぱい起きてます
猫さん世界はそういうのなさそうですけど
どうですか
楽しいですか
ごはんたべて
気の向くまま散歩して
今の季節は涼しいとこ探してゴロリんこ
寒くなったら暖かいとこ探してゴロリんこ
いいですね
うらやましです
私も猫になりたいです
あなたともきっと気が合うと思うよ
一緒に路地をブラブラしたら楽しいと思うよ
でもね
やっぱり人間を好きと思うよ
どうしようもなく
汚くて哀しい生き物ですけど
愛しいと思うことも
けっこうあるんだよ
わたしのまわりは特に
そんな愛しい人間が多いよ
泣いたり笑ったり大変だけど
そこが味わい深いよ
たぶんね
猫さんはさ
そういうのある?
いつもひょうひょうとしてて
泣いたり笑ったりする顔見たことないけど
すごく楽しいこととか
すごく悲しいこととかある?
私が猫だったら人間になりたいと思わないかもだけど
私は人間だから人間でよかったとも思うんだ
複雑でしょ
それが人間
たぶんね
(photo:猫さん@吉祥寺)
クリームソーダと自転車。
2008 / 07 / 07 ( Mon )

まるでもう梅雨なんか明けたよと
いわんばかりの暑い陽射しの下
ぐんぐんと自転車をこぐ
長い上り坂の途中
こんなとこにカフェがあるよなんて
立ち止まってしまったら
上るのが一気にきつくなって
どんどん遠ざかる背中を追って
ひいふう言いながらペダルをこぐ
ギアを変えてももう無理で
降りてよいしょよいしょと自転車を押す
上りきる頃にはもう汗がだらだらと
背中を流れ 息は絶え絶え
その代わり切る風の心地よさがグンと増す
その先にあった見晴らしのいい喫茶店で休憩することにした
大きなガラス窓からは
横浜の景色が一望できた
暑い暑いと汗を拭きながら
クリームソーダを頼む
小さい頃 何かのマンガで
「クリームソーダのアイスとソーダの境目の
シャリシャリしてるところが好き」
というセリフを読んで
しばらくの間憧れだったクリームソーダ
あまり外食もせず したとしても
いかにも体に悪そうな色のあの飲み物は
きっとお母さんに止められるだろうと
頼むチャンスのないまま
始めてクリームソーダを飲んだのは
いつだったのだろう
随分あとになってからだった気がする
憧れだったアイスクリームののった緑色のソーダ
緑色のソーダに窓の向こうの景色をすかしてみる
小さなあわあわが絶えずのぼる向こうの
真緑色の街
夏色風景
ごくごくと喉を通る緑色のソーダ
ちりちりとした炭酸と冷たさに
喉と体が喜んで思わず
ぷわぁー!と声が出る
お酒飲む人達が ぷはー!と嬉しそうな顔をする
夏のビールというのは
これと同じような感じなんだろうか とふと思う
シャリシャリした部分のアイスをつついて
にんまりする
うん ここが私も一番すき
けどアイスを食べるタイミングにいつも迷う
そしていつもうまく食べられなくて戸惑う
子どもみたいだけど
あまり溶けないうちにアイスをいっぱい味わいたい気分と
最後までとっておきたい気分が交差して
でもうまくすくえないうちにどんどんアイスは溶けて
透明な緑色はどんどんクリーム色の不透明な緑色になって
いつも少し物足りないような気分が残る
いつのまにか
汗はひいて
でも大きな窓の向こうに見える
白っぽい空の下の景色
白っぽいビルの光の照り返しは
相変わらず暑い気配を感じさせて
外に出るのに躊躇しそうになったけれど
次は下り坂だから
風を切るばっかりだ
そう思って少し楽しくなる
港の見える丘に寄ってから
一気に長い長い急な坂を下った
びゅうびゅうと風を受けて
きゃぁきゃぁはしゃぎながら
初夏のにおいのするぬるい空気を
まっすぐ切り裂く
緑色ソーダのガソリンの
赤い自転車ジェットコースターは
ちょっぴり怖くて
でもすごく爽快で
夏の始まりにちょっとひるみそうな
私を確実に勇気づけてくれた気がした
(photo:空の下の工業地帯@港の見える丘公園)
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