とある川の流れる町の春模様。
2008 / 04 / 08 ( Tue )

この町がとても好きだと思った
この川沿いがとても好きだと思った
観光地としての横浜とは全然違うし
きれいじゃないし
おしゃれでもない
でもとても人間のにおいがする
どこにもないにおいがする
私はここをとてもいとおしく思っているのだと
木にも水面にも桜色が溢れる春の光景の中思った
桜まつりは地元の人たちの愛やパワーが溢れていた
よく会うあの豆屋のおじさんや
工務店のおじさんや
おしゃべり好きなおじいさんや
婦人会のおばさん
笑顔が魅力的でとても好きだ
自然と出来ているこのコミュニティを
すてきと思う
数年前まで裸の女の人達が窓辺にいたという
今はがらんどうの違法飲食店がズラリと並ぶ異様な風景
そこにポツリポツリ生まれてきている新たな違う芽
でもすぐそばにはやっぱり沢山の風俗店がある
おまわりさんは24時間道に立っている
矛盾しながら色んなことが同時に息づいている
数ヶ月ぶりにすれ違ったホームレスさんは
長かった髪はばっさり短くなっていて
相変わらず長いコートを着て
元気そうだった
これまた1年以上ぶりに出会った
帽子の上に沢山のガラクタやおもちゃを飾っている
謎の帽子おじさんもすいすいと自転車をこいで
人ごみを抜けていった
やっぱりすてきだった
ガレージにつるした紅白の幕の前で
一人グループサウンズを奏でるおじさん
切られた桜の幹で臼と杵を作ったアーティスト
それで餅をついた子ども達
餅をふるまう兄さん姉さんと婦人会
ヤクザの駐車場だった所で
茶碗を焼くドラッグクイーンなアーティスト
茶碗に絵を描きお茶を飲む人々
自転車に乗った酔っぱらいを追いかけるおまわりさん
川面をのんびりすすむボートの人々
桜色の春の風景の中繰り広げられる
様々な人間模様はどれもとても愛すべきもので
なぜか涙が出そうになった
春模様 花模様 人間模様
色んな人がいる
受け入れられている
許されている
たくましく生きている
全然おしゃれじゃない
でもみんな素のままの顔で歩いてる
目黒川も多摩川も鴨川も大好きだけれど
私はもしかしたらこの川沿いが
実は一番好きなのかもしれない
なによりここに住む私もこの風景の一部なのだ
じんわりと肌になじむこの町の温度が好きだ
(photo:桜まつり@大岡川)
コメント
#風化
その辺りは風化することが劣化することにはならないものね。
人の顔に例えるなら、シワが刻まれてゆくような。
そして、田舎とも東京の下町とも違う、古くは港町の外れとしてのドヤ街的な空気感。
最近じゃあ、顔を持たない微笑みみたいな都市や街が増えたよねぇ。
街がサングラスしちゃってて、口元は微笑んでるけど、目は笑ってるのかわからないような。
まぁ、街は町じゃないからなのかもしれないけど。
人の顔に例えるなら、シワが刻まれてゆくような。
そして、田舎とも東京の下町とも違う、古くは港町の外れとしてのドヤ街的な空気感。
最近じゃあ、顔を持たない微笑みみたいな都市や街が増えたよねぇ。
街がサングラスしちゃってて、口元は微笑んでるけど、目は笑ってるのかわからないような。
まぁ、街は町じゃないからなのかもしれないけど。
#
ぴょんさま。
横浜によく来ているようだから、この川沿いも歩いたことあるのかな。「街」と「町」、前者よりやはり後者のほうがこじんまり温かみがある気がして、私は、町、が好きなんだなぁと思う。表情のない街、人工的な街、住んでる人の息づかいが感じられない街はなんだか歩いていて心細くなってしまう。ビルが建ったり開発が進めば進むほどそうなってしまうから、とても怖い。
横浜によく来ているようだから、この川沿いも歩いたことあるのかな。「街」と「町」、前者よりやはり後者のほうがこじんまり温かみがある気がして、私は、町、が好きなんだなぁと思う。表情のない街、人工的な街、住んでる人の息づかいが感じられない街はなんだか歩いていて心細くなってしまう。ビルが建ったり開発が進めば進むほどそうなってしまうから、とても怖い。
#
わりと最近も行ったけど
中学3年までは横浜の隣の駅の町に住んでいて
何をするにも横浜が活動の中心だったからね。
大岡川には小学生の時に祖母と母とお花見に行った記憶があるよ。
そことは少し離れているけど
友だちと青少年センターや図書館にも行ってたし、
みなとみらいになる前の港ヨコハマは思い出の場所でもあるので。
まぁ、そこらへん一帯は昔は危なくて近寄り難かったんだけども。笑
戦後の闇市から発展してきた場所だから、
その名残でチンピラも多かったんだよね。
そういうダークな面が今では面影としての存在となり、
人々の温もりのみが変わることなく漂い続けているのかもなぁ。
その場所で生きて活かされるという日々の営みが在りつづける限りは
きっとずっとそこは町なんだろうね。
中学3年までは横浜の隣の駅の町に住んでいて
何をするにも横浜が活動の中心だったからね。
大岡川には小学生の時に祖母と母とお花見に行った記憶があるよ。
そことは少し離れているけど
友だちと青少年センターや図書館にも行ってたし、
みなとみらいになる前の港ヨコハマは思い出の場所でもあるので。
まぁ、そこらへん一帯は昔は危なくて近寄り難かったんだけども。笑
戦後の闇市から発展してきた場所だから、
その名残でチンピラも多かったんだよね。
そういうダークな面が今では面影としての存在となり、
人々の温もりのみが変わることなく漂い続けているのかもなぁ。
その場所で生きて活かされるという日々の営みが在りつづける限りは
きっとずっとそこは町なんだろうね。
#
そうか〜、もともと横浜っ子だったんだねー。だからちょこちょこ来ているのかな。大岡川も青少年センターも図書館も近いよ。そして入園料無料で眺めもよい野毛山動物園は格別だよね!笑。
みなとみらい側の発展と、野毛側や寿のドヤ街…、のあの違いは独特だよね。本当にあらゆるものが同時に息づいている不思議な町だなと思う。黒い部分や危険もいっぱいあるんだけどね。昨日も大岡川で水死体らしきものが引き揚げられてるのを目撃してしまった…。
みなとみらい側の発展と、野毛側や寿のドヤ街…、のあの違いは独特だよね。本当にあらゆるものが同時に息づいている不思議な町だなと思う。黒い部分や危険もいっぱいあるんだけどね。昨日も大岡川で水死体らしきものが引き揚げられてるのを目撃してしまった…。
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